【フォンニャ=ケバン国立公園の洞窟ツアーの参加方法】実際にツアーに参加したのでレポートします。

【フォンニャ=ケバン国立公園の洞窟ツアーの参加方法】実際にツアーに参加したのでレポートします。

ベトナムのドンホイのフォンニャ=ケバン国立公園に位置する洞窟は、当時の研究者が「世界で一番美しい洞窟」と述べたように、自然が作り出しとは想像もできないような壮大な美しさを誇ります。

フォンニャ洞窟は2003年にベトナムで5番目となる世界遺産に登録されたこともあり、観光客も年々増加してはいるものの、ドンホイという辺鄙な海沿いの町に位置していることから、なかなか短期滞在が中心である日本人旅行者には認知度が低いのが現状です。

今回私はフォンニャケバン国立公園にある洞窟群から、特に規模が大きく美しいフォンニャ洞窟と天国の洞窟の2つを回る一日ツアーに参加しましたので、今後この地を訪れたいという人のためにツアーの予約方法や金額などの情報を残しておきたいと思います。

この記事で分かること

  • フォンニャ=ケバン国立公園の洞窟ツアーの種類と予約方法
  • 「フォンニャ洞窟」と「天国の洞窟」を回るツアーの体験レポート

フォンニャ=ケバン国立公園へのアクセス

ドンホイへのアクセス

洞窟ツアーの拠点となるドンホイへのアクセスは、ハノイやホーチミンから目指すのであれば、ベトジェットやベトナム航空の直行便を利用するのが一般的でしょう。私もホーチミンで数日市内の観光をした後にベトジェットを利用してドンホイの町に向かいました。

 

(ホーチミンからベトジェットを利用したドンホイへの移動については、こちらで記事を書いておりますので参考にどうぞ。)

 

バックパッカーの方はバスや鉄道で移動されることが多いと思いますが、もちろんこれらの交通手段でもアクセスも可能です。

ドンホイの南に位置する古都フエからは170kmで、鉄道で3時間ほどでドンホイまで行くことができます。ただ鉄道で向かう場合、事前に予約をしていない場合はランクの低い席などしか空いていないこともあるため、ドンホイに向かうスケジュールが事前に決まっているのであれば、前日までに席を予約しておくのがよいでしょう。

 

ドンホイの町からフォンニャ=ケバン国立公園へのアクセス

ベトナムのクアンビン省の小さな海沿い町ドンホイから、車で1時間ほどに位置する広大なフォンニャ=ケバン国立公園に洞窟は存在しています。

 

フォンニャ=ケバン国立公園に存在する洞窟をめぐるには主に以下の方法があります。

  1. ドンホイの宿を拠点としたツアーに参加する
  2. ドンホイの宿からタクシーを利用する
  3. ドンホイ以外の都市から出発するツアーに参加する

 

3について、フエ発の洞窟ツアーも非常に人気で、こちらを利用される旅行者も多いです。

ただ1つ注意点としてはドンホイを拠点としたツアーでない場合、時間的な制約から世界遺産であるフォンニャ洞窟のみを回るツアーがほとんどになります。ツアーに関する説明は次のパートで行いますが、フォンニャ=ケバン国立公園には、フォンニャ洞窟だけでなく、天国の洞窟はじめ、泥まみれになって進むといったエキサイティングな経験ができる暗黒洞窟(Dark Cave)など様々な洞窟があります。そのため、旅程に余裕があるのであれば少なくともドンホイの町で1泊はしたいところです。

 

この記事についても、1のドンホイにある宿を拠点としながらツアーに参加することを前提としています。

 

フォンニャ=ケバン国立公園の洞窟ツアーの種類と費用

ドンホイに訪れる旅行者の大半が洞窟を目当てにやってくるので、どの宿に泊まったとしてもツアーの案内があるかと思います。

以下で紹介するのは私が滞在したNam Long Plus Hotelで紹介のあったツアーですが、他の宿で申し込んだ客も拾いながら一緒のバンでツアーに向かいますので、周辺の宿に泊まったとしても同じツアーの案内がされるはずです。

※ツアーに参加するうえでの注意事項※

・9月~1月は雨期で、川の増水によりフォンニャ洞窟の入り口が通れなくなると、ツアーが決行されなくなります。

・6月~8月は猛暑となるため、洞窟内は涼しいですが(上着が必要なほどではない)、トレッキングなどのパートが多いツアーに参加する方は、熱中症に注意しましょう。

主要な洞窟ツアーのご紹介

フォンニャ洞窟と天国の洞窟を回る一日ツアー(午前8時~午後5時)

7時50分~8時:宿にてピックアップ → 午前中:天国の洞窟の見学 → 12時:ランチ → 13時~16時:フォンニャケバン洞窟 → 17時:宿に帰着

料金:USD46/人(VND1,050,000/人)

ただし90㎝以下の子供は無料、90㎝~130㎝はUSD23/人、130㎝以上は大人と同料金

※料金は洞窟の入場料込み

※英語ガイド付き

私も参加した世界遺産のフォンニャ洞窟と、フォンニャ洞窟以上に壮大で異世界感を味わえる天国の洞窟を回るツアーです。こちらが最も人気で定番のツアーになります。

現地の物価を考えると少し料金が高い印象はありますが、ガイドが英語が流暢なだけでなく、話術に長けている点、宿までの送迎がある点を考えると、旅行者にとっては一番はずれのないツアーといえるでしょう。

また朝から晩までかけて2つの洞窟を回るということで体力面について心配な方もいるかと思いますが、家族連れや、ある程度高齢な旅行者でも、このツアーであれば比較的気軽に参加できるかと思います。実際に同じバンに乗り合わせた参加者で、60歳くらいの白人のご夫婦もいらっしゃいました。

 

フォンニャ洞窟もしくは天国の洞窟と暗闇洞窟(Dark Cave)を回る1日ツアー

7時50分~8時:宿にてピックアップ → 午前中:フォンニャ洞窟か天国の洞窟の見学(選択可) → 12時:ランチ → 13時~16時:Dark Caveの散策 → 17時30分:宿に帰着

料金:USD60/人(VND1,400,000/人)

ただし子供は、90㎝以下:無料、90㎝~130㎝はUSD30/人、130㎝以上は大人と同料金

※水着とタオルを持参が必要

※料金は洞窟の入場料込み

※英語ガイド付き

こちらのツアーに参加する人も多く、最初に紹介したフォンニャ洞窟と天国の洞窟を回るツアーに次いで人気なイメージです。特に若い欧米系の旅行者はこちらに参加する人が多かった印象です。

このツアーの見どころはやはり暗黒洞窟(Dark Cave)の散策をはじめ、多様なアクティビティが用意されているところでしょう

暗黒洞窟(Dark Cave)の名前は、洞窟が石灰岩に加え、主に黒い硬岩である玄武岩でできていることに由来しますが、ヘッドライトをつけて進んで行く通路は泥に覆われており、泥まみれになること間違いなしです。また途中、泳いで進む場所も一部あるようです。

このツアーではジップラインを体験できたり、カヤックを漕いだりと様々なアクティビティが1日で体験できるということで、身体を動かすことが好きな人は満足できること間違いなしでしょう。(ジップラインは体重制限がありますので事前に確認してください。)

 

フォンニャ洞窟の奥地に向かう1日ツアー

7時50分~8時:宿にてピックアップ → 10時~11時:カヤックでフォンニャ洞窟内へ → 11時~13時30分:ハイキング → 13時30分:ランチ → 14時~15時:カヤックで戻る → 16時:宿に帰着

料金:USD76/人(VND1,700,000/人)  ただし子供は、90㎝以下:無料、90㎝~130㎝はUSD38/人、130㎝以上は大人と同料金

※所持品を入れるバックパック、短パンとTシャツ、タオル持参

※料金は洞窟の入場料込み

※英語ガイド付き

フォンニャ洞窟の地下水路は、入り口から8 km の長さがあるとされていますが、通常のフォンニャ洞窟のツアーでは進まない4.5 km の深さまでこのツアーでは進むことができます

ほとんどの人が訪れたことのない 暗く静かな洞窟の奥地に進んで行けるのは非常にワクワクすると思いますし、少年に戻ったような気持ちで楽しめるのではないかと思います。 カヤックをやったことのない人でも洞窟の入り口で練習があるので安心です。

 

天国の洞窟の地下深くを7 km進む1日ツアー

6時50分~7時:宿にてピックアップ → 天国の洞窟を7kmのトレッキング → 17時30分:宿に帰着

料金:USD125/人(VND2,800,000/人)  10歳未満の子供不可

※長ズボンとトレッキング用のシューズ、タオル持参、服の下に水着着用を推奨

※料金は洞窟の入場料込み

※英語ガイド付き

こちらは天国の洞窟を7 kmトレッキングで進むため、体力に自信がある人向けといえます。 真っ暗な洞窟の地下をヘッドライトだけを頼りに進む本格的なものとなり、1日ツアーの中では最もアドベンチャー要素の高いツアーです。 探検の途中では、洞窟内で特殊な進化を遂げた視覚のない「ドウクツギョ」を発見できるかもしれないとされており、未知の世界に興味が沸きたてられます。

また神秘的な地下に差し込む太陽光を目撃することができるかもしれません。もし見れたら何か幸運が訪れること間違いなしです。

 

その他にも1泊2日や、2泊3日の本格的なツアーも

この記事では短期の旅行者でも参加しやすい1日ツアーだけを紹介していますが、他にも一泊二日のツアーや二泊三日のツアーもあります。

大自然の中でのより本格的なトレッキングや、フォンニャ洞窟、天国の洞窟以外の様々な洞窟も探検したいという人は これらのツアーに参加するのもよいでしょう。洞窟内で食事をとったり、ジャングルの中でキャンプをしたりと言った経験は、人生でも得難い経験となるのではないでしょうか。

 

フォンニャ洞窟と天国の洞窟の洞窟をめぐる1日ツアーレポート

ここからは私が実際に参加したフォンニャ洞窟と天国の洞窟を回る一日ツアーのレポートとなります。私はアドベンチャー系が好きなのですが、今回は家族が一緒であったということもあり、体力的な心配をあまりしなくてもよいこちらのコースを選びました。

宿にてピックアップ→天国の洞窟へ

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時間通り8時前に同じツアーの参加者を乗せたバンが、宿に迎えに来てくれます。天国の洞窟までは、1時間ちょっとの移動です。

移動中の車内では、英語が堪能なガイドの青年が、どれだけの時間をかけて、どのように鍾乳洞が形成されたのかといった洞窟に関する様々な情報や、ドンホイの町に関することなどをユーモアを交えながら説明してくれます。車内では1人ずつ自己紹介タイムもありますので、単独で参加されている方も他の旅行者と仲良くなりやすいのではないかと感じます。

英語が苦手でもガイドが盛り上げてくれるので心配無用です!

カードで天国の洞窟の入口へ

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天国の洞窟の入場口前の駐車場にバンを止めると、そこからはカートと徒歩での移動になります。ものすごくきつい傾斜ではないのですが、猛暑の中カートを降りてから洞窟の入り口まで結構歩きます。

洞窟の入り口前は、売店が併設されたちょっとした休憩スペースになっており、ここでガイドから天国の洞窟について、また注意事項や集合時間など一通りの説明を受けます。

いざ天国の洞窟の内部へ

縦横3メートルもないような小さく開いた入口をくぐった瞬間、息をのむような巨大な洞窟内の世界が広がります。

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ただ一つ残念だったのが、洞窟内では鍾乳洞を触ったり、指定されたコース以外に立ち入ることは禁止されているのですが、ベトナム人の観光客がそのルールを無視して立ち入り禁止のゾーンに入って写真撮影をしていました。

天国の洞窟は発見されたのが2005年と、現在に至るまでそれほど時間が経っておらず知名度がフォンニャ洞窟ほど高くありません。そのため今後観光客の数が一層増えていくことが予想されますが、全ての人がルールを徹底して守るようにしてもらいたいですね。

 

フォンニャ洞窟への移動とランチタイム

天国の洞窟の見学を終おわると、再び20~30分ほどバンで移動し、フォンニャ洞窟に向かうボート乗り場に向かいます。

このボート乗り場に併設されているローカルレストランで同じツアーの参加者と円卓を囲んで昼食をとるのですが、昼食はよくあるベトナム料理といった感じで、まずまずのお味でした。

(ただ接客は東南アジアクオリティ・・・みんなやる気がなくだらだらしていました(笑))

モーターボートでフォンニャ洞窟の入口へ

昼食が終わるとモーターボードに乗って、いざフォンニャ洞窟入り口へ。

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5分程で着くかと思いきや、この移動が想像以上に長く、20~30分はボートに乗っていた気がします。しかも救命胴衣を身に着けているので、めちゃくちゃ暑いです。ただ大人がぐったりしている中でも子供たちは元気で、既に洞窟の見学を終え、乗り場に戻っていくボートとすれ違う旅に全力で手を振っていて、その姿に癒されます。

手漕ぎ船でフォンニャ洞窟の内部へ

洞窟の入り口に着くと、洞窟内部へはおばちゃんの手漕ぎで進んでいきます。

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洞窟入り口に差し掛かるあたりで、ボートを覆っていた屋根をのけて、180度見渡すことができるようにしてくれました。洞窟内は薄暗いですが、適度にライトアップされており神秘的で、ガイドさんいわく、洞窟の天井から落ちてくる雫はラッキーウォーターといい、この雫が額に落ちた人は幸せになれるみたいです。

 

ボートを岸につけて陸に上がり、巨大な鍾乳洞を間近に見ると、その大きさに本当に圧倒されました。

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フォンニャ洞窟の見学を終え、宿に帰着

洞窟見学に満足して、みんなで宿に再びバンで戻ります。車内では疲れ切って寝ている人がほとんどでしたが、私としてはいい疲労感で、宿に戻ってからのビールが格別でした!

総評

今回参加したフォンニャ洞窟と天国の洞窟の洞窟をめぐる1日ツアーは、私的には非常に満足が行く内容でした。

それぞれの洞窟内部の見学時間もちょうどよく、ガイドさんがとてもフレンドリーである点もこのツアーのクオリティを高めていると感じました。

 

体力的にも余裕があるので、日本語が話せるのツアーガイドでなければ嫌という人以外は、年齢など問わずおすすめできるツアーです。私は今回は家族同伴だったので、このツアーに参加しましたが、普段はバックパッカーとして旅行することが多く、もし再びこの地に来る機会があれば1泊以上の本格的なツアーに参加したいですね。

 

余談ですが、ドンホイの町についても少し感想を

ネット上では洞窟以外見どころのないつまらない町だという意見が散見されました。たしかに主要な都市と比べると夜が更けてから遊べるところなどは少ないです。

 

ただ海ぞいにおしゃれなカフェがたくさんあったり、住宅街のようなところにぽつんとおしゃれなレストランがあったりと、時間が許せばもっと長居したいなあと思わせてくれる魅力ある町でした。海から登る朝日もとてもきれいで、海沿いに宿をとって時間の流れをゆっくりと感じながらのんびりするのなんて最高ではないでしょうか!

 

みなさんもベトナムに旅行する機会があったら、ぜひドンホイの町、そして美しいフォンニャ=ケバン国立公園にある洞窟を訪れてみてください!

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※ツアー情報などは私が滞在していたた2018年時点での情報です。大きく内容が異なることはないと思いますが、最新の情報は現地にて確認するようにしてください。特に外国人観光客が増え続ければ、ツアー代金は値上げとなる可能性も結構あるのではないかと思っています。