インドネシア発の配車アプリのGrabですが、ここベトナムにも進出しておりハノイでの認知度も現在ではかなり高くなっています。私はハノイ、ハイフォンで利用したことがありますが、基本的に町の中心部からあまり離れない限りはすぐにドライバーがつかまりますし、旅行者にもおすすめできる移動手段となっています。
ハノイでGrabの利用をおすすめする理由
Grabは明朗会計でぼったくりなし
ぼったくりが多いベトナムにおいて旅行者でも安心して利用することができます。Grabのドライバーには様々な守るべきルールが教え込まれているのだと思いますが、私はこれまで100回近くはGrabを利用していますが、ドライバーから一度もチップをねだられたことはありません。また少しでも表示された運賃よりも多く支払うと必ずおつりを返してくれます。(数十円であればチップとしてあげることがほとんどです。)
すぐにGrabドライバーが見つかる
冒頭でハノイのおけるGrabの認知度はかなり高いと書きましたが、それでもジャカルタなどに比べるとまだ利用者は少なく、人がたくさんいるようなところでも、すぐにドライバーを見つけることができますし、需要過多で料金が跳ね上がるということも一度もありませんでした。(ジャカルタだと大きなショッピングモールの前から利用しようとすると、ドライバーの数に対して利用したい人が多すぎて通常その距離の移動に必要な運賃の3倍以上にまで跳ね上がることがあります。需要と供給による運賃の変動について知らなかったという人は、ジャカルタでのGrabの利用時の注意点について書いている記事を参考にしてください。)
目的地を説明する労力が不要
流しのタクシーを利用するときは、現地語や英語で目的地を説明する必要がありますが、Grabならあらかじめ地図上で目的地を設定しており、ドライバーも把握しているため、目的地までの行き方を説明する必要がありません。これまではタクシーでマイナーな場所に行こうとすると、運転手が場所を把握できず、行き方を細かく説明する必要がありました。現地語も英語も得意でない人にとって正しく行き方を説明するのは大変ですので、Grabを利用することでそうした苦労がなくなるのはありがたいです。
余談ですが、ハノイとジャカルタでのGrabの利用経験を比べてみると、ジャカルタだとアプリでドライバーとマッチしてから、ドライバーから割とメッセージを送られてくることが多いですが、ハノイで利用する際はあまりドライバーからメッセージが送られてくることはあまりありませんでした。インドネシア発のサービスということもあってか、ジャカルタのドライバーの方がアプリを使いこなしている印象です。
ハノイでGrabを利用する際に困ったこと、注意したいこと
基本的に旅行者でも気軽かつ安心して利用できるのでおすすめなのですが、過去に数回困ったことがありましたので、参考までに記載しておきます。
Grabのドライバーが地図を全く読めない
ハノイでGrabに乗った際にドライバーが全く地図を読めなかったことがあり、15分くらいで着くはずが、何回も同じところをぐるぐるしていたようで、ほぼ倍の時間がかかりました。最終的に私が道案内をして目的地まで連れて行ってもらったのですが、地図を読めない運転手も稀にいるようなので、その際は自分でGoogle Mapなどを見て道順を教えてあげましょう。
偽のGrabが大量発生中
ベトナムでは偽のGrab運転手が大量発生しています。Grabのヘルメットにウエアを着ているので見た目では判断しづらいですが、Grabの運転手は基本的に自分から話しかけてきたり、アプリを介さず料金交渉をしたりしてくることはまずないので、そのような運転手がいたら疑いましょう。
それ以外の注意は既に紹介していますが、ジャカルタでGrabを利用するうえでの注意点に書いてあることに共通しますので、参考にしてみてください。
まとめ
Grabのおかげで東南アジアの都市での移動が楽になりましたね。
これまでもタクシーは高いので利用せず、路線バスか、野良のバイタクを利用することが多かったのですが、前者はバス停までは歩かねばならず、後者はドライバーとの値段交渉が必要でした。これらの面倒が不要なGrabは非常に利用価値が高くお勧めです。
あまりバイタクに乗ったことがない人は、風を切って町中を走るというだけでも楽しいと思いますので、ぜひトライしてみてください。
コメント