Grabが東南アジアで自転車シェア事業に着手

Grabが東南アジアで自転車シェア事業に着手

Grabが自転車シェア事業に着手

grab

(出典;https://www.grab.com/sg/press/tech-product/grab-unveils-southeast-asias-first-bike-sharing-marketplace-app/)

先日配車アプリで有名なUberが東南アジア事業をGrabに売却して撤退することが報道されましたが、Grabは東南アジアにおいて自転車シェア事業にも着手していくようです。シンガポールで初めたサービスでは、自転車シェア事業を行うoBIKE、GBikes、Anywheel、電動スクーターのレンタルを行えるPopscootといった企業と提携し、これらの移動手段をGrabCycle Betaという1つアプリでまとめて使えるようになっています。利用者はGrabCycleをダウンロードすることで自転車や電動スクーターをいつでも使いたいときに利用することができます。またこの事業はGrabVentureによるパイロット事業で、Grabの新しい移動と決済のコンセプトをテストするものとなっています。

この自転車シェアの取り組みについてGrabVentureのCEOであるReuben Lai氏は以下のように語っています

「複数の移動手段を提供するサービスが利用可能で、それらが使いやすいのであれば、通勤はよりシームレスな体験となる。GrabCycleは、公共交通機関のネットワークを補完し、環境にやさしい都市を建設するという政府の公約に則ったものとなっている。私はお客様にこれまでにない、環境を全く汚すことがなく、手ごろな移動サービスを提供できることにワクワクしているよ。GrabCycleとともに、私たちはあらゆるニーズを満たす移動手段を備えた、真のマルチモーダルプラットフォームになるというビジョンに向かって一歩前進する。GrabCycleのマーケットプレイスは、都市における移動をよりよいものとするために適切なパートナーと協力するという私たちの信念を反映しており、パートナーたちと一緒に、自転車シェアなどの移動手段が利用しやすい、公共スペースをデザインし直していきたいと考えている。私たちは通勤パターンを研究し、そのデータを使って、利用者のために新しい自転車専用道路の建設や公共の駐輪場を作っていく予定だ。」

自転車シェアのメリットとは

自転車シェアは街、人の双方に多大なるメリットがある。環境に良いのはもちろんのこと、4倍も自動車に比べて空間利用の観点からすると効率的です。自転車に乗る人がとても多い都市であるコペンハーゲンは、年間約90,000トンの二酸化炭素排出を削減することができているといいます。自転車シェアは通勤者にとって非常に手頃で、国の公共交通機関を補完する効果的かつスケーラブルなソリューションとなっているのです。

Grabがサービスを開始するシンガポールでは、車で通勤している5人に1人は通勤距離が3km以下となっており、こうした人たちにとって自転車シェアは有力な代替の交通手段になるでしょう。また東南アジアで最初の、個人のための移動手段マーケットプレイスであるGrabCycleの利用者は、GrabPay Creditsを使って安全に支払いができたり、1ドル支払うたびにGrabRewardsポイントというのがたまり、提携先のシンガポール航空の割引などに利用することができるなど、便利かつお得です。

今後の展望

現在、都市は車中心に作られていますが、自転車シェアを利用する人口が増えるにつれて、自転車などの利用者のために空間の配分を再考する必要があります。Grabは今後の展望として、データを活用しながらよりよい自転車シェアの環境を作っていくこと、政府と協力し、テクノロジーを活用していくこと、自転車シェアのマナーに関わるコミュニティへの従事に注力していくとしています

Grabによる自転車シェアのサービスはシンガポールで始まったばかりですが、シンガポールでの成功次第では今後そのサービスはより広範に展開されていくことが予想されます。シェアリングエコノミーの活用意識が世界に比べて非常に低い日本でもドコモやメルカリなど、参入企業が増える一方で、Grabcycleがこの領域が今後いかなる発展を見せていくかは注目です。

The following two tabs change content below.
ピカソ

ピカソ

都内ベンチャー勤務の社会人1年目。組織に依存しない起業家的な働き方を模索中。東南アジアとアイドルが好き、TOEIC860、仮想通貨は中華銘柄多め。ブログでは東南アジア中心にお役立ち情報を発信します。

インドネシアカテゴリの最新記事