都内のシェアハウスのドミトリーに住みはじめ半年ほどたちました。
実際に住んでみて感じたドミトリーのメリット、デメリットを今回紹介したいと思います。
シェアハウスのドミトリーに半年住んでみた感想
シェアハウスの部屋タイプについて簡単に紹介
シェアハウスの部屋タイプには大きく分けて3つあります。
- 個室
- 半個室(セミプライベート)
- ドミトリー
個室
寝る部屋が完全個室になっており、プライベートが守られます。最近はしっかりとプライベートを確保しながら、交流もしたいという人が増えてきており、都内では全室個室のシェアハウスが増えてきています。ただ家賃は他タイプの部屋と比べると高く、都心のアクセスが良い立地であれば10万以上が設定されることも普通にあります。
半個室(セミプライベート)
一見すると個室に見えますが、完全に独立した個室ではなく部屋の一部分がつながっています。他人の姿を気にしなくてよいものの、音が筒抜けであることに加え、隣人が入ってこようと思えばいつでも入って来られる設計のため、精神的に完全個室よりも落ち着けません。ただその分完全個室と比較すると、家賃が低く設定されることが多いです。
ドミトリー
一部屋に二人以上が入居する形で、2段ベッドが設置されていることが多いです。プライベートが基本的になく、個人の荷物を置くスペースもかなり限定されます(スーツケース一つ+段ボール一つ分くらいに収まる量)。寝るとき以外は共有スペースで過ごす時間がほとんどになるかと思います。家賃は他の部屋タイプと比べると格安で、個室の半額程度に設定されることが多いです。
シェアハウスのドミトリーに住むメリット

アクセス抜群で家賃が安い
電車で渋谷に10分圏内でしたが、家賃が共益費込みで5万円台と非常に安かったです。渋谷に電車で10分以内かつ、駅近物件となると1Rであっても、8万~10万程度はするので、それと比べると格安と言えるでしょう。
ルームメイトと話がいつでもできる
私が住んでいたドミトリーでは皆年齢が近かったことに加え、同じような職種についている人もいたため、情報交換をしたり、仕事に関する勉強をしていて困ったことがあれば聞いたりすることができました。
怠惰な時間を過ごさずにすむ
常に人の目がある生活のため、怠惰にならずに生活することができます。私はシェアハウスに入る前は、一人暮らしをしていましたが、部屋の居心地が良すぎて休みの日は昼間でベッドの上で過ごすなど、だらだらしがちでした。
一方ドミトリーに住み始めてからは、ドミトリーがいい意味で居心地が悪いことで、朝起きたら共有スペースに移るという習慣ができ、怠惰に過ごす時間が減りました。時間の無駄を省けたという点では、ドミトリーに入居してよかったと痛感しています。
シェアハウスのドミトリーに住むデメリット

睡眠時間が削られる
それぞれ生活リズムが違う人が同じ部屋で寝泊まりするので、他の人の目覚ましの音で起きてしまうことがあります。また私の住んでいたドミトリーでは、ルームメイトの中にいびきがうるさい人もいたので、そのいびきで起きてしまうということもありました。
また2段ヘッドは身動きをとると結構揺れるますので、私は上だったのですが、下の人が動いたときの揺れで目を覚ましてしまうことも多々ありました。
ルームメイトに気を遣う
上記に関連したことではありますが、朝の身支度をする際は他の人が起きないように電気をつけませんし、音もなるべく立てないように静かに行います。逆に夜は自分が眠い時間でも、他の人がパソコンを開いたり、本を読んでいたりすると電気を消すことはできません。
人間関係がうまくいかなくなる可能性がある
特別なきっかけはありませんが、分かりやすく私のことを避けてくる人がルームメイトの中に一人おり、その人が休日でも常にドミトリー部屋にこもっていたため、ドミトリー部屋で過ごす時間がストレスフルなものになってしまいました。友達同士で入居しない限り、ルームメイトがどんなバックグラウンドを持ち、どんな性格の人かはわからないと思いますので、こればかりは運の要素が大きいです。どんな人とでもうまくやっていけるという自信がある人は別かもしれませんが、普通の人であればどうしても波長が合わない人がいるのではないでしょうか。
たとえシェアハウスに合わない人がいたとしても、個室があれば、なるべく避けて生活するといったことが最悪の場合できますが、ドミトリーだと毎日顔を合わすことになるので徐々に同室で生活することがきつくなってきますし、シェアハウスに帰る足が重くなります。
シェアハウスのドミトリーに住んだ感想のまとめ
シェアハウスのドミトリーに実際に半年住んでみて、ドミトリーに長期で住むためでの必要条件は、「神経質でないこと」だと実感しました。
性格や生活リズムが全く違う人と同じ部屋で寝泊まりするわけですので、当然プライベートがないですし、他人に合わせる必要も出てきます。こうしたことにストレスを感じてしまうのであれば、個室に住んだ方が幸せになれると思います。
もちろん就活の間だけとか、短期での滞在と割り切って利用するのであれば問題ないですし、個人的に最もお勧めなのは友達同士で一緒に同居しドミトリーの1部屋を貸し切ることです。気の合った友人同士であれば、苦手な人にあたるといったリスクを減らせますし、ストレスをあまり感じずに生活できるのではないかと思います。
長々と書いてきましたが‘、ドミトリーにはメリット、デメリットそれぞれありますので、自分が最も優先するのは何か、どういう生活をしていきたいのかを見つめ直すことから、シェアハウスの部屋タイプ決めを始めるのがよいかと思います。この記事が少しでも皆さんのシェアハウス選びの参考になれば幸いです。
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